姿勢を意識しすぎて、その立ち方、骨盤が前に出てますよ!

目次

はじめに

「姿勢を良くしよう」

そう思ったとき、胸を張ったり、背筋を伸ばしたりしていませんか?

実際に患者さんの立ち姿勢を見ていると、姿勢を意識している方でも、骨盤が前へスライドしていることがよくあります。

本人は「まっすぐ立っている」つもりなので、自分ではなかなか気づきません。

そして、その状態で姿勢を良くしようとすると、結果として腰を反らせるような立ち方になっている方もいます。

今日の健康になる技術

今日、意識してほしいのは背中ではありません。

「骨盤の位置」です。

立っているときに、

「骨盤が前に出ていないかな?」

と意識してみてください。

当院では、実際に患者さんの立ち姿勢を横から見ながら、前へ出ている骨盤を手で正しい位置へ戻して、

「ここですよ」

と身体で感じてもらうことがあります。

横から見たときの一つの目安として見ているのが、大転子とくるぶしの位置関係です。

大転子が、くるぶしより少し前にくる位置を目安にしています。

いつもの立ち方
→ 骨盤が前へスライドしている

骨盤を戻した立ち方
→ 大転子がくるぶしの少し前にくる

この違いを横から見比べられるようにします。

なぜ「骨盤の位置」が大切なの?

骨盤が前へ出た立ち方に慣れている方の骨盤を正しい位置へ戻すと、

「後ろに倒れそう」

と感じることがあります。

実際に後ろへ大きく倒しているわけではありません。

いつもの骨盤の位置が前にあるため、戻した位置を「後ろ」と感じてしまうのです。

そして、もう一つ気づくことがあります。

骨盤を戻した位置で立ってみると、

「お腹に力が入っていないと、この姿勢を保つのがつらい」

と感じることがあります。

特に、おへその下あたりです。

最初から「お腹に力を入れて立とう」とするのではありません。

まず骨盤の位置を戻す。

そうすることで、自分の身体を支えるために必要な力にも気づきやすくなります。

今日からやってみよう

立っているときに、まずは一度、

「骨盤、前に出ていないかな?」

と意識してみてください。

胸を張る必要はありません。

背筋を無理に伸ばす必要もありません。

骨盤が前へ出ていることに気づいたら、少し後ろへ戻して、自然に立てる位置を探してみる。

最初は「いつもより後ろにいる」ような違和感があるかもしれません。

ずっと完璧な位置を保とうとしなくて大丈夫です。

気づいたときに、戻す。

まずはそれを繰り返してみてください。

一冊一技

「背筋ではなく、まず骨盤の位置を意識する。」

健康になる技術

健康は、一日でつくられるものではありません。

大切なのは、無理なく続けることです。

悪い癖を、少しずつ良い習慣へ。

その小さな積み重ねが、あなたを健康へ一歩近づけてくれます。

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