交通事故治療中に整骨院の転院相談はできる?

交通事故治療の教科書 Vol.05
「現在通っている整骨院から、別の整骨院へ転院できますか?」
交通事故の患者さんから、実際に多く受ける相談です。
最初にお答えすると、交通事故の治療中でも、整骨院の転院について相談できます。
ただし、患者さんの症状や通院状況、保険会社の対応によって手順が異なる場合があるため、転院を決める前に確認することが大切です。
転院を考える一番多い理由
私がこれまで受けてきた転院相談で最も多いのは、現在の整骨院へ通っていても症状が変わらないという悩みです。
それでも患者さんは、
● 今の先生に申し訳ない
● 一度通い始めたので断りづらい
● 途中で変えるのは失礼かもしれない
という気持ちから、転院を言い出せずにいることがあります。
しかし、整骨院への情や遠慮と、自分の身体を良くするための判断は分けて考える必要があります。
治療に使える時間は無限ではありません
私が症状の変わらない患者さんから相談を受けた場合は、できるだけ早い転院を勧めています。
その理由は、交通事故の治療に使える期間は無限ではないからです。
治療期間は症状や事故状況によって異なり、一律に決まるものではありません。
ただ、私がこれまで対応してきた中では、事故から3か月前後が一つの節目となり、症状などによっては6か月程度続く場合があります。
3か月頃になると、保険会社から、
「お身体の状態はいかがですか?」
と確認の連絡が入ることも少なくありません。
3か月で必ず治療が終了するという意味ではありませんが、症状が変わらないまま時間だけが過ぎないようにすることが大切です。
転院を決める前にご相談ください
転院先を決めてからではなく、転院を考え始めた時点でご相談ください。
笠原整骨院では、
- 現在残っている症状
- どのような動作がつらいか
- これまでどのような施術を受けてきたか
- 現在の整骨院で何に悩んでいるか
- 保険会社とどのような話をしているか
などを確認します。
転院を勧めることだけが目的ではなく、まず現在の状況と悩みを整理することを大切にしています。
保険会社には転院の希望を伝えます
転院を希望する場合は、保険会社へ、
「早く身体を良くしたいので、通院する整骨院を変更したい」
と伝えます。
現在の整骨院へ自分から転院を言い出しにくい場合でも、保険会社へ転院の希望を伝えることで手続きを進められることがあります。
ただし、保険会社や現在の契約・対応状況によって必要な手続きが異なる場合があるため、変更前に担当者へ確認してください。
転院後は身体の状態を改めて確認します
笠原整骨院へ転院した場合は、それまでの施術をそのまま続けるのではありません。
事故の状況、症状が出始めた時期、現在の痛み、日常生活で困っていることなどを改めて確認します。
そのうえで、日々変化する症状を聞き取り、身体の状態に合わせて施術や日常生活についての助言を行います。
まとめ
交通事故治療中でも、整骨院の転院について相談できます。
現在の整骨院へ通っていても症状が変わらず、転院を考えているのであれば、情や遠慮だけで我慢を続けないことが大切です。
交通事故の治療期間は無限ではありません。
転院するかどうかを一人で決める必要はありませんので、まず現在の症状や悩みをお聞かせください。
相談したからといって、必ず笠原整骨院へ転院しなければならないわけではありません。

